就活マニュアルの役割がわかった日

僕は、大学3年生であり、今就職活動の真っ只中なのです。
就活市場というのは、年々熱を帯びてきている。その結果からか、就活関連の本が大量に出版されている。
なかでも特異なのが、いわゆる就活マニュアルの存在である。
この就活マニュアル、使い勝手がいまいちわからなかった。
というのも、マニュアル通りの学生ばかりで個性が無い、などということをよく聞いていたからだ。
だから、マニュアル読まないほうがよいのかな、くらいに思っていた。
しかし、友人が学内の企業説明会でこんなことを言われたらしい。

『ここの学生は、マニュアルを軽視しすぎて、学ばなすぎの印象がある。マニュアル通りにする、しないは個々人次第であるが、マニュアルを知っていて損はない。』

確かに、いわれてみれば当たり前のことである。
学ばない理由がない。いつの間にか、初歩的なことを忘れてしまっていた。
まずマニュアルを一通り知った上でアレンジを加える、それが賢明な方法だ。

立川談志の言葉を胸に刻んでおこう。

『型ができていないものが芝居をすると形無しになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになる。・・・結論を言えば型をつくるには稽古しかないんだ。』