見えてるものだけ評価してちゃダメだなーっていう話

ある後輩の女の子の話。
その子はいつもニコニコしていて、周りに気を使っている子だった。
すごくいい子で、その子のことを悪くいう人なんて
いないんじゃないかってくらいだった。
ただ個人的にはちょっと気が弱いなーなんて感じていた。
(自分は自他共に認めるチキンハートなのを棚に上げつつ)
あんまり自分を主張しないから、
何を考えている子なんだろうと思ったりもしていた。



それで表題の話なんだけど、
学生らしく自己紹介シートをまとめたみたいなやつが配られた。
そのときなんともなく、その子のプロフィールを見ていて考えさせらた。
好きな言葉という欄があったんだけど、その子はそこに
『死を想え』
と書いていた。これが衝撃だった。
普段のその子のからは、到底想定できない言葉だったからだ。



その子は僕が見れていない根底において
『死を想え』という言葉を大切にして生活していたんだろう。
僕はといえば、彼女の一面だけを勝手に切り取って
彼女という人を判断していた。


彼女に限らず、自分の周りの人で自分が見ているのは
その人の一部分に過ぎない。
悲しいけどそれは、家族とか恋人についてもいえるだろう。
だからその人の一部分だけを切り取って
その人を判断してしまうのは、あんまりよろしくない。
まして、陰口や非難なんつーのはとりわけ。


僕の知らないところでの、苦労や思い出、努力や成功
そんなものを通して目の前のその人がいるわけで。



だから部分的に見えてるものだけじゃなくて
多角的に多面的に、相手を理解しようと努めることが
大事なんじゃないかと感じた。


自戒をこめて。


いつもありがとう。